読書の秋(3)
 じゃ、昨日のつづき!全体的なことは「読書の秋(2)」を読んで下さいね。

「国際子ども図書館・絵本ギャラリー」
「電子展示会」

実際にサイトをご覧頂きながらお読み頂けますと幸いです。

今日、振り返ってみるタイトルはこちら!

■モダニズムの絵本
20世紀の2つの世界大戦に挟まれた時代の絵本です。ドイツ、アメリカ、日本、ロシアの絵本を採り上げています。画がとにかく素晴らしい!

ミュージシャン、今考えると凄い組み合わせ方をしたものです僕も!
エリックミヤシロ(tp),平松加奈(vln),鬼怒無月(g),新澤健一郎(p),高瀬裕(wb),大槻KALTA英宣(ds)

まずはタイトル画面。エリックさんのトランペット、低音域から一気にハイノートに駆け上がるフレーズのまろやかなこと!エリックさんを想い浮かべながら書いたとは言え、ここまで素晴らしい音になるとは…かるぽん(大槻KALTA英宣)も高瀬裕さんの空間的な音も好演です。

「魔法の船」…変わった作りの楽しい「仕掛け絵本」です。仕掛けの様子も画面の動きで再現されます。それぞれのページで入れ替わりに平松加奈さん、鬼怒無月さんら各ミュージシャンが活躍。7ページ目は、かるぽんとエリックさんがサシでやっているのですが、かるぽんは、カウント出すのにとても緊張したそうです:-)

「楽園の物語」…文字までも図形的に扱った不思議な魅力のある絵本。レゲエ調なアコースティックサウンド、かるぽんのディレイ技も繰り出される曲から異空間なお話が始まります。ドイツ語の文字がグラデーションして日本語訳に変化する演出は意欲的!

「はたらく人々」…1930年代のアメリカの摩天楼の建設現場の写真などで構成された興味深い本です。というわけでここはガチのジャズ!がっつりピアノトリオです。

「米」(昭和12年)…当時の稲作の様子が分かる楽しい絵本。さらに稲作の歴史や、外国の稲作…飛行機で種まき、米の用途など豊富な内容。大人が見れば、懐かしさ満載ですよ。音は日本昔話風からクールなファンクまで色々。かるぽんが絵本の表紙を見るなり「”よね”ではありません」って言ってたのが可笑しかった。

「石炭」…こちらも「米」と同様のコンセプトの絵本。ややブラジル音楽風の冒頭からリラックスした音作りで。

「サーカス」「ボール」…この2作は以前に制作したものの、諸事情で公開に至らなかった絵本です。全編、新澤のシンセ・プログラミングで作っています。是非、ロシア語の朗読ボタンもお試し下さい!言葉の持つリズムが最高です!

「きのうと今日」…鬼怒さんのギター、新澤のピアノ、高瀬さんのベースで色々な演出を。図案的な画が魅力的です。

「二つの正方形について」…この宇宙空間もしくは脳内空間に投げ込まれたような絵本の世界はソロピアノで!クレッセント・スタジオのベーゼンドルファー・インペリアルの響きも活かしました。この本かっこいい!!

「イワン・イヌワーチ・サモワール」…ややコミカルな響きで。画からはロシアの生活感が垣間見えます。かるぽんのトライアングルとか珍しいと思う:-)

解説ー「モダニズムの絵本〜日常の中の芸術」こちらはテレビ番組的な作りでBGMで音楽が流れます。エリックさんのトランペットをフィーチャーしました。マイルス的な音からクラシカルな音使いまで、色々吹いて頂きました。ここでの僕はピアノに加えてシンセのプログラムも活用しています。

解説ー「この展示について」で、この展示の時代背景、制作スタッフの詳細を見れます。

(つづく)
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読書の秋(2)
もうすっかり冬ではないかという寒さになってしまいました。何しろ続きを書こうと思ってひと月経ちましたからねぇ。11月ということに免じて「読書の秋」の続きですよ。

前回にも触れた「国際子ども図書館・絵本ギャラリー」、10年に渡るプロジェクト「電子展示会」に音楽で参加させて頂きました。何回かに分けて書きますね。


当初は上野にある国際子ども図書館での展示が、今ではPCを使ってWebでもそのほぼ全てを見れるのです。朗読が流れてページが切り替わる時に音楽が流れる仕組みです。朗読は日本語の他に、英語、また本によってはロシア語等もあります。1冊読むのに10〜20分くらい。子ども達と一緒に見るもよし、大人も充分楽しめる内容です。英語教材としても使えます。

今でこそ、iPadやKindleで一般的になった電子書籍ですが、1999年頃に、ページめくりのディテールをどうするか?とか、本気の議論をしながら進めていたことをふと思い出しました。

お使いのブラウザにShockwaveプラグインをインストール必要があります。当時はこれがベストのチョイスだったのだと思います。今ならどうするのかな?

制作時の思い出を最近作から振り返ってみたいと思います。
実際にサイトをご覧頂きながらお読み頂けますと幸いです。


■アメリカの絵本・黄金期の幕開け

弦の響きが欲しくて、バイオリンの喜多直毅さん、チェロの柏木広樹さんにお願いしました。ギターに天野清継さん、ピアノが新澤です。柏木さんにはグロッケンも叩いてもらいました。
そうです、お気付きの方はそう多くはないと思いますが(笑)2度程ライブした新澤ー天野ー柏木の「図書館トリオ」の名前はここから来ています。

「オズの魔法使い」「ノアの箱船のおはなし」あたりから見てみて下さい。

「マザー・グース」では、天野清継さんの怒濤のソロ録り60連発!絵を見ながら、僕の書いた譜面を弾いて頂きました。

「鉄道の本」ではシーケンス的な音も。今聴くとやや控えめかなぁ。けど、このくらいが適切なのでしょう。

「ロビンフットのゆかいな冒険」線画で織り込まれるように描かれた世界で惹き込まれます。オレらは手堅い仕事で:-)

「デンスローの三匹のくま」画がかわいい!

「白日のもとで」硬派な画です。西部開拓時代。喜多さんのバイオリンが炸裂し、天野さんのブルージーなギター!

「こどもの詩の園」弦楽的な世界で。ほっこりしたい方はこちらからどうぞ。

「ちいさなマザーグース」柏木さんにグロッケンを叩いて下さいました。赤ちゃんのお話とか。かわいらしく。

「ヤンキー・ドゥードル」は以前の作からのリメイク。僕が全部プログラムしています。結構力作。

「聖ニコラスがやってきた」は例外的な作りになっていて音楽少なめです。

これらの絵本の他に、目次の右下にある「アメリカの絵本 黄金期への幕開け」(解説)にも僕の音楽が流れます。こちらはテレビ番組的な作りでBGMで音楽が流れます。これも面白いですよー。

「この展示について」で制作スタッフの詳細を見れます。

(つづく)
*お使いのOSやブラウザによってはうまく表示されないこともあるみたいです。バグったら取り敢えず違うブラウザでお試し下さい。
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